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愛知県でカウンセリングルームを開業している
一児のお母さんです。
どうぞよろしくお願いします(^o^)ノ
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産業カウンセラー 電話相談員 「こころ」について学んでいこうとしている人たちに、ぜひ読んで欲しいなぁと思ったお勧め本を、感想や日常のことなどを交えながら少しずつご紹介していこうと思います(^-^)
2024/11/21 (Thu)
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2006/05/31 (Wed)
斎藤 学さん 家族依存症 新潮文庫
この本の中に、次のような文章があります。
『イギリスの小児科医で精神分析家でもあったウィニコットは、「ひとりでいる能力」ということをいっています。この能力がないと、寂しさや絶望の感じを持たずにひとりでいることができません。真の個性の発達も他人への献身も、この能力なしには展開しません。この大事な能力は、抱きかかえる母の中で芽をふきます。やがて成長に応じて、腕の中から膝の上へ、そして部屋の中、家の中、更に外部へと「ひとりでいられる」範囲は広がりますが、どこにいるにせよ、子どもは「母と共にいる」ことを確信しているのです。一方、こうした確信が持てない子どもにはどうしようもない寂しさがまとわりつきます。』
我が家の小学生の息子は、少し前までずっと『寂しい病』にかかっていました。
親の私たちはお互いに仕事を持っていて毎日が忙しく、息子となかなか一緒に遊ぶ時間が持てない、、というのもきっと原因だったと思います。
でも、それよりもたぶん、
「なんでできないの!」と毎日叱り
(できないのは彼の性格のせいではなく、ADHDという障害のためだったのです)
『できない自分』を受け入れてもらっていない、、と感じさせてしまったことが、彼の寂しさの一番の原因だったんだなぁ、、と思っています。
『寂しい病』にかかった彼は、親の愛情をしっかりと信じることができず、
一緒にいるのに寂しい、寂しい、、と感じていたようでした。
それに気づいてからは、『いつも彼の心にお父さんもお母さんもいるんだよ』ということを何度も何度も伝えるようにしています。
できてもできなくても、どんなであっても
あなたは私たちの大切なかけがえのない存在なんだよ
ということを彼にたくさん感じて欲しいと思っているのです。
『共依存』という言葉があります。
何かに依存せざるをえない精神状態に陥って自分を見失ってしまっている人と、愛情、心配の名のもとに依存症者を縛る、、という行動に溺れる人。
この本では『愛されている必要のある人』と『愛しすぎる人』との関係こそが共依存症に他ならず、
各種の依存行動はこうした関係の中に繁茂する。。と書かれています。
知識としてなんとなく知っていた私ですが、
この本を読むことで『こころ』で少しずつですが理解できるようになった気がします。
そして、私も息子を『愛情という名のもとでがんじがらめに縛っていた』のだ、、と気づきました。
今その渦中にある人や
もしかしたらそうかもしれなくて、それを認められない人は
読んでいて苦しくなることがあるかもしれません。
でも、どうか諦めないで欲しいと思います。
『共依存』、『共依存から始まる他の依存症』から目をそむけず
逃げないでしっかりと向き合っていくことから
回復の道は始まるのです。
この本の中に、次のような文章があります。
『イギリスの小児科医で精神分析家でもあったウィニコットは、「ひとりでいる能力」ということをいっています。この能力がないと、寂しさや絶望の感じを持たずにひとりでいることができません。真の個性の発達も他人への献身も、この能力なしには展開しません。この大事な能力は、抱きかかえる母の中で芽をふきます。やがて成長に応じて、腕の中から膝の上へ、そして部屋の中、家の中、更に外部へと「ひとりでいられる」範囲は広がりますが、どこにいるにせよ、子どもは「母と共にいる」ことを確信しているのです。一方、こうした確信が持てない子どもにはどうしようもない寂しさがまとわりつきます。』
我が家の小学生の息子は、少し前までずっと『寂しい病』にかかっていました。
親の私たちはお互いに仕事を持っていて毎日が忙しく、息子となかなか一緒に遊ぶ時間が持てない、、というのもきっと原因だったと思います。
でも、それよりもたぶん、
「なんでできないの!」と毎日叱り
(できないのは彼の性格のせいではなく、ADHDという障害のためだったのです)
『できない自分』を受け入れてもらっていない、、と感じさせてしまったことが、彼の寂しさの一番の原因だったんだなぁ、、と思っています。
『寂しい病』にかかった彼は、親の愛情をしっかりと信じることができず、
一緒にいるのに寂しい、寂しい、、と感じていたようでした。
それに気づいてからは、『いつも彼の心にお父さんもお母さんもいるんだよ』ということを何度も何度も伝えるようにしています。
できてもできなくても、どんなであっても
あなたは私たちの大切なかけがえのない存在なんだよ
ということを彼にたくさん感じて欲しいと思っているのです。
『共依存』という言葉があります。
何かに依存せざるをえない精神状態に陥って自分を見失ってしまっている人と、愛情、心配の名のもとに依存症者を縛る、、という行動に溺れる人。
この本では『愛されている必要のある人』と『愛しすぎる人』との関係こそが共依存症に他ならず、
各種の依存行動はこうした関係の中に繁茂する。。と書かれています。
知識としてなんとなく知っていた私ですが、
この本を読むことで『こころ』で少しずつですが理解できるようになった気がします。
そして、私も息子を『愛情という名のもとでがんじがらめに縛っていた』のだ、、と気づきました。
今その渦中にある人や
もしかしたらそうかもしれなくて、それを認められない人は
読んでいて苦しくなることがあるかもしれません。
でも、どうか諦めないで欲しいと思います。
『共依存』、『共依存から始まる他の依存症』から目をそむけず
逃げないでしっかりと向き合っていくことから
回復の道は始まるのです。
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