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chome(マイコ)
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愛知県でカウンセリングルームを開業している
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                                        産業カウンセラー 電話相談員                       「こころ」について学んでいこうとしている人たちに、ぜひ読んで欲しいなぁと思ったお勧め本を、感想や日常のことなどを交えながら少しずつご紹介していこうと思います(^-^)
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2006/04/29 (Sat)
不安・抑うつ臨床研究会 不安症の時代 (日本評論社)


認知行動療法の坂野雄二先生や、パニック障害に携わっていらっしゃる貝谷久宣先生など
精神神経科、心療内科の専門医、臨床心理士の有志によって設立された『不安・抑うつ臨床研究会』という研究会によって書かれた本です。

不安症というものにはどんなものがあって
どのようなメカニズムで発症し、どのように対処していったらよいかをとてもわかりやすく例をあげて書かれてあります。

パニック障害という名前が米国精神医学会に登録されたのは1980年ですが、日本で知られるようになったのはまだまだ最近のことだと思います。

高校生の頃、学校からの帰り道に急に息ができなくなって胸が痛くなり、その場にしゃがみこんでしまうことが何度かありました。
そのときはいろいろ検査をうけたのですがどこも異常がなく
3年生になって部活が終わった頃に、なぜか自然に症状は消えていました。

大学生の頃にもアルバイト先のスーパーで同じようなことが何度もありました。
その頃は、家庭のことや恋愛のことでろいろあった時期で
自分ではまったく元気に過ごしていたつもりだったんですが
相当なストレスで心がパンク寸前だったのかもしれません。

自分に自覚がないのに急にそういう症状になってしまうので
いつまたそんな症状が起こるのかわからず
びくびくしながらバイト先に通っていたのを思い出しました。


***

不安症をもった人が医療機関にかかる割合は数%にも満たないといわれています。大部分の人は一人で悩んでいらっしゃるのだと考えられます。
本書はおもにこれらの人々のために書かれたものです。しかし、このような人たちをとりまく家族や友人、また、精神保健関係の方々にも充分手応えのある読み物になるよう配慮しました。
不安症の精神医学はこの10年間飛躍的に進歩してきました。科学的アプローチが可能になってきたのです。
本書は、このような医学の発達が実際の医療の場で多くの人々に利用され、不安症にかかった人々の悩みがすこしでも軽くなることを望んで書かれました。


              ***『不安症の時代』より抜粋


カウンセリングやセラピーに携わっていく人たちにも
とても大切な知識であり、知っておくべきだと感じることが
この本には書かれていると思います。

ぜひいつでも手に取れる場所に置いておいて欲しい一冊だと思っています。


著者のお一人である貝谷先生の所属されている
医療法人和楽会のホームページは、とても勉強になりますので
一度覗かれることをお勧めします。

ttp://www.fuanclinic.com/index.html
(頭にhをつけてとんでくださいね)










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