心理学・こころ関係の本紹介ブログ 忍者ブログ

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2006/05/10 (Wed)
磯部 潮さん 人格障害かもしれない 光文社新書


サブタイトル『どうして普通にできないんだろう』


精神科医で臨床心理士でもある著者の臨床体験をもとに
精神医学や心理学をあまり学んだことのない一般の人たちにもわかりやすい言葉で書かれた本です。

米国精神医学会が制定している
『DSM-Ⅳ 精神障害の分類と診断基準の手引き』
をもとに
いろいろな人格障害についてのパターンや症例について
具体的に書かれています。


人格障害の分類には10種類あり
下記の通り3つの群に分けられています。

A群・・奇妙で風変わりに見える人たち
    1.妄想性人格障害
    2.分裂病質人格障害
    3.分裂病型人格障害

B群・・演技的で情緒的にもろい人たち
    4.境界性人格障害
    5.反社会性人格障害
    6.自己愛性人格障害
    7.演技性人格障害

C群・・不安や恐怖を感じている人たち
    8.回避性人格障害
    9.強迫性人格障害
    10.依存性人格障害


今まで受けてきた講座などでは
この中のほんの一部の症例についてしか触れることがなかったので
この本を読んでやっと人格障害について少し頭の中を整理することができました。

ただ、個人的には
少し極端な症例を用いている部分が多いように感じたことと
カウンセラーやセラピストなどにとっては
「もしかしたら人格障害っぽい人なのかな、、」
という『見立て』をしていくために必要な知識であって、
診断をしていくのはあくまでも精神科医である、、
ということを
きちんとわきまえた上で活用していくのであれば
良い本となるのではないかな、、と感じました。


自らを境界性人格障害と称していらっしゃる方の
ホームページ『境界例と自己愛の障害からの回復』
ttp://homepage1.nifty.com/eggs/index.html
(頭にhをつけてくださいね)
は、境界例の方たちがどのような心理状態でいるのかを丁寧に説明してくれています。
参考になるのでぜひ読まれてみては、、と思っています。




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