心理学・こころ関係の本紹介ブログ 忍者ブログ

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chome(マイコ)
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産業カウンセラー
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愛知県でカウンセリングルームを開業している
一児のお母さんです。

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                                        産業カウンセラー 電話相談員                       「こころ」について学んでいこうとしている人たちに、ぜひ読んで欲しいなぁと思ったお勧め本を、感想や日常のことなどを交えながら少しずつご紹介していこうと思います(^-^)
2019/10/20 (Sun)
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2009/02/27 (Fri)
平井孝男さん 心の病いの治療ポイント―事例を通した理解 (創元社)


精神科医療や心理カウンセリング業務に携わる人たちにとって
バイブル的な本としても知られています。
カウンセリングの治療ポイント、境界例の治療ポイント
などの著者の他の書籍とともに
具体的な事例を通して、治療や関わりのポイントを
細かに解説されているのはもちろんのこと、
治療者・カウンセラーとしての心構えなど、基本的なことが
とても詳しく書かれている良書だと感じています。

平井先生は
共感することの難しさをよく話されています。
すぐに「わかる」と思ってしまうことの危険性や
傾聴だけではよくない点など
患者やクライエントの立場からみて、どんな治療・カウンセリング
であるべきか…ということを
先生の経験からとてもわかりやすくお話されます。

何より先生ご自身の患者さん、クライエントさんへの温かい関わりを
実際に講義などでお話を聞かせていただいても感じています。


現場にいる方も、これから学ばれる方も
心の病に苦しんでおられる方やご家族の方にも
広く読んでいただければという思いで書かれたそうです。

ぜひ、手にとってページをめくっていただきたいなぁと
一読者である私も思っています。




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2009/02/27 (Fri)
菅野泰蔵さん カウンセリング方法序説 (日本評論社) 



カウンセリングを学んで、相談業務なとの心理的援助に携わっている人たちの中には、
今までに教育機関や養成機関などで学んできたことのみをしていると
どうも違和感があるなぁ…
と感じられている方もいるのではないかと思っています。

どこに違和感を感じてしまうのか…
そんなことを少しずつ自分なりに探っていくためのヒントが
この本には書かれているのではないかという気がしています。


当たり前のことを当たり前にするとはどういうことか?
「傾聴する」ことがカウンセリングなのか?
カウンセリングとはどんなことなのか?
カウンセラーとは、どんな仕事をする者であるのか?
わかることとできることは違う…など

現場で生きるカウンセリング、カウンセラーの在り方が
「カウンセリングはサービス業である」という筆者の視点から
分かりやすく書かれています。


私自身、菅野先生の「工学的なカウンセリング」という考え方が
現場を通してとても腑に落ちている実感があります。

何か違和感を感じながら現場にいる人たちに
ぜひ手にとっていただきたい本だと感じています。


 第一章 カウンセリングとは
     あたりまえのことをすることである

 第二章 カウンセリグとはサービス業である

 第三章 カウンセリングの威力

 第四章 人を笑わせる芸人になるために

 第五章 臨床に対抗するために

 第六章 神は細部に宿る

 第七章 身体としての言葉

 第八章 カウンセリングとは問うことである

 第九章 ケースの見方、仮説の立て方

 第十章 臨床的リアリティーについて

 第十一章 カウンセラーの言葉

 第十二章 言葉を磨くトレーニング

 第十三章 言葉の力を積極的に生かす

 第十四章 「一本!」をとる面接

 第十五章 解決についての考察







2006/04/27 (Thu)
佐藤 誠さん 高塚 雄介さん 福山 清蔵さん
                   電話相談の実際 (双文社)


この本の中に、《相談員の資質》というコラムが載っています。

読んでみて、これは電話相談員に限らず
人の心に接する、、ということに携わっていく全ての人たちに
あてはまるのではないかと思いました。

誰かを助けたい、誰かの力になりたい
その強い気持ちだけでは、厳しいけれどこの仕事はできない。
そのことをしっかり教えてくれています。


***

 《相談員の資質》
 

 ○ ある程度の苦痛、挫折、喪失の体験を積んでいること。
  これは人の感情を受け止めるときに必要なセンスに関わっ
  ている。
  しかし、現在大きな困難や傷をもっている場合には相談が
  安定的に行われない要因となる。

 ○ かなり大変な辛酸をなめたとか、想像を絶するような体験
  をしているとか、という場合にも相談がうまくいかない要因
  となる。
  それは自分の体験の比重が大きすぎて、人の現在の苦痛
  や困難が相対的に「軽く」「つまらない」ものに感じ取れる
  からである。

 ○ 相談員が自分を嫌いである場合には、コーラー(電話を
  かけてくる人)が困難や課題を乗り越えていくことに「嫉妬 
  したり」「邪魔したくなる」ことがある。
  逆に過度に自分の問題に相手を巻き込んでいくこともあ
  る。 

 ○ 人をくつろがせる能力をもっていること。そのためには過   
  度の緊張をもっていないことや、人に対する敵意、競争心
  をもっていないことが必要である。

 ○ 人の変化に対して過剰で性急な期待をもたないこと。

 ○ 自分がどんな問題に過剰にはまり込みやすいか、うろた
  えやすいか、興奮しやすいか、どんな人を嫌いになりやす
  いか自分自身が乗り越えていない問題はどこにあるかなど
  について知っている必要がある。

         
               ***『電話相談の実際』より抜粋      



私の師匠でもある開業カウンセラーの先生が言っていました。

「まず大切なのは、
道具である自分自身というものをしっかりとわかっていること」


『仕事となれば、自分は変われるから大丈夫』と思う人がいたら
その人は、まだそのような仕事に携わるべきではないのでは
ないだろうか。
携わる前に、
この本に書かれていることや、先生の言葉の意味を
考えて感じて欲しいと思います。

考え感じていくと、とても悩むことになるかもしれません。
でも、それが大切なことだと私は感じています。



2006/04/24 (Mon)
遠藤 裕乃さん ころんで学ぶ心理療法 (日本評論社)


サブタイトル 『初心者のための逆転移入門』


カウンセラー養成講座などで初めてカウンセリングを学ぶとき
『来談者中心療法』
というものを基本にして学ぶことが多いと思います。

で、その『来談者中心療法』というものはどういうものかというと

 ○カウンセラー自身が『自己一致』していること
   ありのままの自分でいる、、ということ。
   自分の内面の感情をそのまま受け止め、否定したり歪曲
   したりしないでいられるということ。

 ○受容(無条件の肯定的配慮)
   カウンセラー自身の欲求を満たすために、クライエント
   (相手)に「あり方」を望んでいないこと。
   かけがえのない独自の存在として尊重すること。

 ○共感的理解
   クライエント(相手)の主観的なものの見方、考え方、
   感じ方を、その人のように見たり考えたり感じたりする
   ということ。
   
、、、と私は養成講座で教えられました。


でも実際に相談の現場にでてみると
こんなにスパッ、、と自己一致したり受容したり共感的理解したりなかなかできないのです。

自己一致していたつもりが、本当はなんだかムカムカしているのにそんな感情を持ってはダメだと考えて『別になんとも感じてません』みたいに振舞ってしまったり
受容しているつもりが、いつのまにか自分の思う「理想のあり方」へ相手を導きたいと思ってしまっていたり
共感的理解をしようとしているつもりが、自分の考え方を押し付けてしまっていたり

そんなときは大抵
そのときは気づかなくて「上手に聴けた」などと思ってしまい
後になって『あぁ、、やってしまった』と落ち込むのです。


これはカウンセラー側の『逆転移』で起こってしまうこと。
自分と相手との間に境界がなくなってしまって起こってしまう
ことです。

『相手のことは相手のこと』という大前提を忘れてしまった結果です。


この本を読んだのは、まだ産業カウンセラーの資格をとったかとらないか、、の頃です。
先日参加した講座で講師の臨床心理士の先生が『ぜひ読んでください』と紹介されていて
思い出したようにもう一度書棚から引っ張り出してきました。


***

 第一章 出だしからころんだ、はじめての面接
 第二章 つまづいた石の正体は
      逆転移とは何か?
 第三章 逆転移の傾向と対策
      ベテランセラピストを対象にしたインタビュー調査から
 第四章 面接に慣れたと思ったら
      「よい子」のクライエントという落とし穴
 第五章 境界例の心理療法と逆転移
 第六章 逆転移を生かしてみよう
      自己開示技法の実際
 第七章 面接室を取り巻く環境と逆転移
 第八章 初心者のための覚え書き

          ***『ころんで学ぶ心理療法』より抜粋  


こうして書いているうちに
自分こそ、もう一度読み直さなければ、、という気持ちになってきました(^^;

『上手くいった』などと感じて
鼻がすぅーっ、、と伸びていったらカウンセラーは終わりです。

上手くいかないのがカウンセリング
毎日毎日が勉強
謙虚に日々精進

肝に銘じていきたいと思います。 


2006/04/18 (Tue)
東山 紘久さん プロカウンセラーの聞く技術 (創元社)


この本は、カウンセリングを学んでいる人にはぜひ読んでもらいたい一冊です。(知人のベテラン臨床心理士の先生もお勧めの本)

カウンセリングの全ての基本である『聞く』(聴く)ということが
どういうものであるのかを、
今まで自分が受けてきたどの講座よりもしっかりと教えてくれる本だと思います。
今、カウンセリング業務に携わっている方にも
基本に立ち返ることができる良い本なのではないかなと感じています。

内容について書くよりも目次を読んでもらった方がわかりやすいと思うので、
下記に書いてみたいと思います。


***

 1 聞き上手は話さない
 2 真剣に聞けるのは、一時間以内
 3 相づちを打つ
 4 相づちの種類は豊かに
 5 相づちはタイミング
 6 避雷針になる
 7 昔の主婦は聞き上手
 8 自分のことは話さない
 9 他人のことはできない
 10 聞かれたことしか話さない
 11 質問には二種類ある
 12 情報以外の助言は無効
 13 相手の話に興味を持つ
 14 教えるより教えてもらう態度で
 15 素直に聞くのが極意
 16 聞き上手には上下関係なし
 17 寡黙と「いま・ここ」の感覚
 18 嘘はつかない、かざらない(オープンということ)
 19 相手の話は相手のこと(わかるが勝ち)
 20 評論家にならない
 21 共感とは芝居上手
 22 LISTENせよ、ASKするな
 23 話し手の波に乗る
 24 言い訳しない
 25 説明しない
 26 話には小道具がいる
 27 お茶室は最高の場
 28 したくない話ほど前置きが長い
 29 聞き出そうとしない
 30 秘密の話には羽がある
 31 沈黙と間の効用

 ***「プロカウンセラーの聞く技術」より抜粋


う~ん
こうして久しぶりにこの本をめくっているうちに、
自分の胸に手をあてながら
もう一度しっかり読まなくちゃなぁという気持ちになりました(^^;

『他人のことはできない』
『相手の話は相手のこと』

そんなことよくわかっていると思っていても
実はそんなに簡単なことではありません。
話しているうちに境界線を越えてしまったりするのです。

越えてしまっている自分に気づけるかどうか。
プロカウンセラーになるための第一関門なのかもしれません。






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