心理学・こころ関係の本紹介ブログ 忍者ブログ

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chome(マイコ)
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産業カウンセラー
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愛知県でカウンセリングルームを開業している
一児のお母さんです。

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                                        産業カウンセラー 電話相談員                       「こころ」について学んでいこうとしている人たちに、ぜひ読んで欲しいなぁと思ったお勧め本を、感想や日常のことなどを交えながら少しずつご紹介していこうと思います(^-^)
2019/10/20 (Sun)
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2006/05/31 (Wed)
斎藤 学さん 家族依存症 新潮文庫



この本の中に、次のような文章があります。

『イギリスの小児科医で精神分析家でもあったウィニコットは、「ひとりでいる能力」ということをいっています。この能力がないと、寂しさや絶望の感じを持たずにひとりでいることができません。真の個性の発達も他人への献身も、この能力なしには展開しません。この大事な能力は、抱きかかえる母の中で芽をふきます。やがて成長に応じて、腕の中から膝の上へ、そして部屋の中、家の中、更に外部へと「ひとりでいられる」範囲は広がりますが、どこにいるにせよ、子どもは「母と共にいる」ことを確信しているのです。一方、こうした確信が持てない子どもにはどうしようもない寂しさがまとわりつきます。』


我が家の小学生の息子は、少し前までずっと『寂しい病』にかかっていました。
親の私たちはお互いに仕事を持っていて毎日が忙しく、息子となかなか一緒に遊ぶ時間が持てない、、というのもきっと原因だったと思います。

でも、それよりもたぶん、
「なんでできないの!」と毎日叱り
(できないのは彼の性格のせいではなく、ADHDという障害のためだったのです)
『できない自分』を受け入れてもらっていない、、と感じさせてしまったことが、彼の寂しさの一番の原因だったんだなぁ、、と思っています。


『寂しい病』にかかった彼は、親の愛情をしっかりと信じることができず、
一緒にいるのに寂しい、寂しい、、と感じていたようでした。
それに気づいてからは、『いつも彼の心にお父さんもお母さんもいるんだよ』ということを何度も何度も伝えるようにしています。
できてもできなくても、どんなであっても
あなたは私たちの大切なかけがえのない存在なんだよ
ということを彼にたくさん感じて欲しいと思っているのです。


『共依存』という言葉があります。
何かに依存せざるをえない精神状態に陥って自分を見失ってしまっている人と、愛情、心配の名のもとに依存症者を縛る、、という行動に溺れる人。

この本では『愛されている必要のある人』と『愛しすぎる人』との関係こそが共依存症に他ならず、
各種の依存行動はこうした関係の中に繁茂する。。と書かれています。

知識としてなんとなく知っていた私ですが、
この本を読むことで『こころ』で少しずつですが理解できるようになった気がします。
そして、私も息子を『愛情という名のもとでがんじがらめに縛っていた』のだ、、と気づきました。


今その渦中にある人や
もしかしたらそうかもしれなくて、それを認められない人は
読んでいて苦しくなることがあるかもしれません。
でも、どうか諦めないで欲しいと思います。

『共依存』、『共依存から始まる他の依存症』から目をそむけず
逃げないでしっかりと向き合っていくことから
回復の道は始まるのです。


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2006/05/03 (Wed)
田辺 等さん ギャンブル依存症 (生活人新書)


この本は、実は私はまだ読んでいません。
ある人が『パチンコ依存症』に陥りかけていることを知って
アマゾンで購入し、その人に読んでもらいました。

その人はパチンコにのめりこんでしまう自分が自分や周囲に及ぼす影響を痛感し始めていたのですが
どうしてもそこから這い出すことができないでいました。

この本を読んでもらって

 ギャンブル依存とはどういうものか
 どんな人が陥りやすいのか
 依存症に陥る脳の仕組み
 自分がギャンブル依存症であるということ
 どれほどの怖い『病気』であるのか
 周囲の人々の苦しみはどのくらいのものか 
 この先も続けていった結果の恐怖 
 回復するためにはどうしたらいいのか

を知ってもらいました。

今、その人は依存対象である『パチンコ店』に一切近づかない生活を頑張ってしています。


***

自分が自分のままでよいのだという肯定感が揺らぐとき、人はさまざまな依存対象を求めます。
酒は、酔いの中で肥大した自己象を体験できます。ギャンブルは、勝つことで達成感と戦利品によるかりそめの有能感を体験できます。
脅迫的買い物は、華麗さ、豪華さ、きらびやかさの装飾で、周囲から賞賛の眼差しを勝ち取ることができます。
そして、献身的に愛し続けることは、苦難に耐えることが人生の価値であるかのように錯覚させるのです。
多くの依存症者に、ギャンブルにはまりやすい心の状態がありました。そして初心者でも大勝できる高い賭博性をもつギャンブルに出会い、安易に消費者金融から借金を重ねることで、依存症が多発しています。
本書を読んで、依存症ご本人、またその家族の方々の苦しみが少しでも軽くなっていただければこれにまさるよろこびはありません。

             ***『ギャンブル依存症』より抜粋



残念ながら
『今度やったら離婚する』と約束しても
無意味なのが依存症です。
他人との約束や、自分の意思だけでは簡単にやめることができないのが
依存症なのです。

一緒にやめる為に頑張ってくれる誰かが必要です。
そのためには、依存症の仕組みをちゃんと知ることもとても大切なことです。

そして一番大切なのが
『自分はもしかしたら依存症なのかもしれない、、』
と思うこと。
もしもそう思うことが一つでもあれば
怖がらず謙虚にしっかりと認めること。

それが最初の一歩だと思っています。




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